Robert Haighによる3部作の最終章[Strange and Secret Things]。
Robert Haighはサイレンレコードからの前2作のピアノ・アルバムで、反復するコードの上に緩やかなテンポで旋律が展開していくshifting patternsとでも呼ぶべき作曲法と、即興をベースに調性に縛られずオーガニックな展開を見せる作曲法の2つのアプローチを軸に、ピアノという楽器が持つ可能性と、特定の作曲方法の中で最小限の音が生み出す最大の音世界を追求してきました。
'Strange and Secret Things'は前2作の延長線上にあるスタイルですが、Robert本人が「これまでの音楽活動の中で最も完成度の高いアルバムに仕上がった」と語るように、3部作の締めくくりに相応しい充実した内容のアルバムに仕上がっています。メランコリックな雰囲気は'Anonymous Lights'よりも'Notes and Crossings'に近く、前2作以上に広いテンプレートの上でRobert Haighならではの繊細な旋律、音の運びが堪能できます。
(レーベル解説)
Limited to 500 copies.
Packaged in hand-made miniature LP jacket sleeve.