Label: PNdB atelier - hoflicd11
2011年秋から録音にとりかかり、冬のあいだ毎朝、天候や風向の具合、部屋の温度と湿度を確かめ、灯台守が日誌をつけるような気持ちで制作しました。
2002年発表の『Biometeor』収録の「rittoh」のアイデア、すなわち「サウンドスケープを下地に演奏し、そこからベーシックとなった音のトラックを引き算する」という手法で制作したアルバムで、音源がひととおり完成したのは春先。必然的に、秋から冬にかけての気配を感じさせる曲が並びました。
各地での演奏や様々なセッション、ワークショップなど、ここ数年の私の音の旅をふまえた、まぎれもなく現在の私の作品になったと思っています。
マスタリングはいつものように庄司広光氏にお願いし、ライナーノート執筆を「のみの音楽舎」藤井友行氏に依頼。パッケージのデザインを含め、アートワークのすべてを『水の記憶』に引き続きdrop aroundの青山夫妻に仕上げていただきました。制作開始からおよそ1年、その前半は音楽家として、後半はプロデューサーとして仕事をしたことになります。
hofli 雑木林と流星群
収録曲
01: サワグルミの林で
02: 秋雨と水筒
03: ブランケット
04: 空を往く舟
05: 立冬
06: 暖炉と霜柱
07: コッホ雪片
[total playing time: 52:35]
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